風呂敷の白印刷

2017-04-19

風呂敷の白印刷は難しい部分があり、いつも注意をしなければなりません。

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文字やロゴなど印刷面積が小さめや細目の印刷はまったく問題なく

きれいに真っ白く印刷加工ができるので気持ちのいい印刷ができます。

問題になるのはベタ部分がある白印刷の場合。

今回苦労したのは有名キャラクターの顔部分の白ベタです。

サンプル校正などは白く印刷が出来るのですが、

量産になって何日も掛けて印刷が続く場合、インキの濃度の差が出やすいことです。

今回は4日程度の印刷日程でしたので日替わりで白目が多少変わっています。

同じ印刷セット、印刷スピード、同じスキージ、同じ印刷圧など変化はないのですが、

印刷している時には真っ白くても、乾燥した状態で確認すると濃度が異なるケースが出てしまいます。

下地の色の違いでも見た目の濃度差が出ますが、やはりインキの調合のせいでしょう。

インキの調合は毎回g単位で測りながらの調合をしています。

硬化剤と乾燥遅効剤、増粘剤と混ぜるものがいろいろとあり測りながらの調合です。

この中で問題なのは増粘剤、粘度を多くすると白くはなるのですが、

版上でのインキの流動性が無くなり印刷できる時間が短時間になります。

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現状真っ白くするにはかなりの増粘が必要となっています。

ベタ部分がある場合は印刷できるぎりぎりまで増粘していますが、

1時間程度でインキが固まってきますので注意が必要です。

いつも気を使いながらの印刷になるため、白インキの改良が出来れば嬉しいです。

風呂敷を始めてからインキは4種類ほど試行錯誤しながら、

やっと今のインキに決まった経緯がありますので選択肢はあまりないため

今のインキのベストの調合状態とある程度の妥協が必要なようです。

 

 

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