嬉しい問合せがありました!!
今日はとても嬉しい問合せがありました!!
お客様から<紺色>の風呂敷が送られてきました。
印刷されている状態でしたが、これよりも綺麗に印刷出来るか?
というような内容の℡がありましたので弊社の風呂敷印刷を説明し、
もちろんこれよりも真っ白くなります!という自信満々の返事をして、
真っ白なサンプル風呂敷を発送、サンプル風呂敷と似ているcollarの風呂敷でお見積をさせて頂きました。
先程メール添付でお送りしましたので、
近々どのようなお話しに進んでいくかを報告させて頂きます。
印刷は白インキで印刷してあるのですが、
弊社が風呂敷を始めた時に躓いていた<白度>の問題が大いにある印刷でした。
斑というか、アムンゼンの生地にうまくインキが乗っていなくて、
見た目が非常に不愉快な痘痕のある印刷になっていました。
通常のインキで刷ってしまうと、このような状態になりやすい典型のパターンでした。
当初、私も紺色や黒色の風呂敷へ真っ白に印刷できず、かなりつらい状態でもがき苦しみました。
シルクスクリーンの先輩たちにも相談を掛けましたが、
<油性のアメリカンラバーインキに変更したら!>熱処理も問題があり素材にも影響があるので断念。
<製版のメッシュをもっと粗いメッシュに変えてインキ通過量を多くする>版のメッシュ変更の方法。
<連続2回刷りでインキを風呂敷の上にたくさん乗せる>連続2回印刷方法。
それでもダメな場合は
<1回刷りを掛けてからドライヤーで10秒間ほど炙ってからもう一度印刷を掛ける>2回刷り方法。
それでもダメなら、
<1回刷りを掛けてから、完全にドライヤーで完全に乾かしてから2回目の印刷を掛ける>方法。
様々なアドバイスをもらって、みんながやっている方法なら問題ない!と一生懸命印刷しました。
時間と手間がどんなに掛かっても真っ白くなればOkですので、ずっと一生懸命2回刷り印刷をしていました。
時間50枚程度の印刷スピードではコスト面で問題が発生、
ボランティアでは食べて行くこと、会社の利益を儲けることができません。
数量が多い場合は時間50枚ではとても納期に間に合わせることができません。
1日300枚程度しかできないのでは売上には到底なりません。
ビニール関係や木製品などは通常では、時間200枚は計算してお見積をしています。
これでは毎日サービス残業の仕事になってしまいます。
真っ白くなって自己満足はできますが、会社のためには何にもなりません。
細目のロゴや文字の印刷ならそんなに問題にもなりませんのでさっと印刷してよいのですが、
ロゴマークが少しでも大きくてベタの部分があるデザインでは大きな問題となります。
そのため、ベタの多いデザインは推奨できません!
白く出来ません!という注意事項を印刷のページに書いて逃げていた状態でした。
なんとか創意工夫をして、何度も失敗して、無駄な資材を買いまくって試しました。
倉庫には失敗した風呂敷が何百枚も眠っている状態です。
印刷した瞬間はホントに真っ白くなっているのですが、
時間が経って乾いてくると下地が見えてくるという<時間差攻撃>で、気が付いた時には100枚も印刷をした後でした。
納期が無かったのもあったのですが、余計に注意深くしたつもりでした。
この程度なら大丈夫だという勝手な思い込みをしてしまい、最初の印刷物を見直してみたらガックリです。
今年になってこの大きな失敗をやらかしてしまい、ベタロゴ印刷で100枚を没として葬りました。
しかし、やっと最近、この5月中頃になって、その失敗の積み重ねの成果が出てきた感じがします。
ちょっとなんだか閃いたというか、突然上から降ってきたというか、
そんな感じですが、特別な事をしたわけではなく、少しだけ今までの延長線上の工夫をちょっと変更したところ、
なぜなのか、白く白く印刷出来るではないですか♪♪♪♪
ほんのちょっとしたコツみたいなものが分かったというような工夫なのですが、効果大でありました。
ちょっと自信が出たというか、白くする方法に開眼出来た感じで、ベタ印刷が恐くなくなりました。
ここまでなんだかんだ10年掛かってしまいましたね。
とても時間の無駄をした感じもするのですが、ここまで掛かってやっとできた!という安堵感、達成感もあります。
これは私の武器になるのでは!ないか!と思っています。
風呂敷へ真っ白く印刷したい方はぜひご相談下さいね。
連絡先メール<terada.screen☆ft.dws.ne.jp>
連絡先TEL<054-253-0200>担当:寺田信哉宛
よろしくお願い致します。
シルク印刷のことなら(有)寺田スクリーン
風呂敷の名入れ印刷なら<特急印刷ノベルティ風呂敷>でお待ちしております。