風呂敷用の水性版をコーティング

2018-08-30

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風呂敷用の水性版をコーティングしました。

風呂敷の注文が取れ、オーダーが入ったので製版の準備に掛かります。

印刷用の刷版はいつも塗り置きをしてある水性版を使って、

大至急の依頼でもその日の内に製版まで進めるようにストックがしてあります。

冬場はストック版の寿命が2か月程度あるのですが、

夏場は暑さと湿気の関係で1か月ももたない寿命となってきます。

特に今年の暑さは異常なのでもっと寿命が短くなってきている状態です。

7月の中旬に塗った水性のストック版を使っていたのですが、

今週に入って版の抜けが極端に悪くなってきています。

細線がまず抜けにくい状況で、強く水をスプレーして抜こうとすると版が壊れます。

そのためストック版が5版ほど残っていましたが、全て剥離して紗の状態に戻し、

新たに新しい乳剤でコーティングをやり直ししました。

夕方、製版をしてみたところ、すっきり綺麗に細線も抜けてくれてOK,

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これなら問題なくいい印刷加工ができそうです。

最近の流行は水性用と油性用の両方のインキが使える乳剤を使うことが多い様ですが、

弊社では水性の場合は100Mの粗目の紗を使用して、乳剤はジアゾ系の水性専用のものを選んでいます。

粗目なので版が壊れやすいため耐久性を最重要視するため<水性専用乳剤>のみ使います。

油性の仕事では180~250Mの細かな紗を使っていて、乳剤は感光樹脂系のタイプの物。

とても長い長い寿命があり半年前に塗った版でもスッキリ綺麗に抜けてくれます。

単価は水性乳剤の2.5倍位してしまう高級タイプですが、

最後まで使い切ることができるため無駄がないところが抜群にいい点です。

今日の製版は水性版1版と油性版1版の2本を製版加工しました。

来週印刷するのでまたご紹介しますね。

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